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ここまで分かる!エコー 診断

2013年7月 2日 火曜日

投球障害、ハンドボール、肩、骨嚢胞

ハンドボール部に所属する16歳の男の子が約1ヶ月以上前からボールを投げる際に肩に痛みが出ると来院。
近所の整形外科でレントゲンを撮ってもらい、骨には異常無いと言われました。
肩の水平伸展、外旋で肩の後方に疼痛が誘発。
インピンジメントの影響が大きいと考え
エコーにて疼痛部を観察すると下の画像が写りました。
 

画像を見ると、骨頭(後方)側に陥凹が見られました。 
関節窩(関節唇)側には異常は見られませんでした。
骨自体の問題があるため、念のため専門の整形外科に対診させることにしました。

回答は骨嚢胞でした。

ちなみに骨嚢胞(腫)とは骨内に液体の貯留した袋(嚢腫)ができ、この嚢腫の圧排によって骨が吸収される疾患です。嚢腫が拡大して骨内部から骨を圧排していくため、骨の腫瘍と一見間違えられますが、どこにも腫瘍細胞の増殖はなく、厳密には腫瘍ではありません。骨腫瘍類似疾患に分類されます。
10歳前後で発症する場合が多く、上腕骨(肩の下)や大腿骨(脚の付け根)などによくみられます。性差は3:1で男性に多く発生します。骨髄腔(こつずいくう:骨の中心の部分)の中に薄い膜でおおわれた透明な液体(嚢腫液(のうしゅえき))が貯留する病変です。
 

今回はそれほど大きな問題ではありませんでしたが、通常の投球障害ではなかったため
そのまま整形外科で経過観察をしていただくことになりました。
このケースではエコーで観察しなければ、今回の病変に気づくことができなかったと思います。
改めて骨腫瘍などの病変も念頭において、診察をしていかなければいけないと思いました。



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投稿者 くりの木接骨院