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ここまで分かる!エコー 診断

2013年6月29日 土曜日

肩関節脱臼時における上腕骨骨頭後方の軟骨損傷(ヒル・サックス病変)

今回は肩関節の脱臼時に合併した上腕骨骨頭の後方の軟骨損傷(凹み)

通称『ヒル・サックス病変』のエコー画像です。

エコー画像の方・・・30代男性

負傷原因・・・転倒して肩の後方を地面で打ち付けて脱臼する。

脱臼の種類・・・前方への脱臼

予後・・・ヒル・サックス病変があるので、腕を外まわりにねじる動きで(外旋位)
     腕の骨(上腕骨)の受け皿、肩甲骨の関節に対して、軟骨損傷している部位で
     不安定が生じ、再脱臼しやすい傾向になる。



下の写真は肩関節の脱臼時に合併した、
上腕骨頭、後方の軟骨損傷のエコー画像です。
真ん中の凹んだ白い矢印の所が軟骨損傷している部位です。
本来正常であれば、凹みはなく一つの丸いラインとして映ります。



もう一度線を引いての詳細です。
青が正常な関節のラインです。
赤が今回の脱臼で凹んだ上腕骨頭のラインです




次は実際撮っている場所です。このあたりに画像を読み取るプローグを当てます。


次は骨の画像イメージです。撮っている肩の後ろの皮フの中はこうなっています。


次は単独の上腕の骨です。この場所で損傷が起きています。
正常関節は綺麗な真ん丸です。(画像は左右反対ですが・・・)



メカニズムは次のとうりです。


もう一度最初に見たエコー画像を見ます。
青が正常な関節のラインです。
赤が今回の脱臼で肩甲骨と衝突し凹んだ上腕骨頭のラインです。




この様に脱臼だけの情報から、エコーにより実際に皮膚の中で何が起きているのかを
客観的に観察でき、上腕骨の軟骨損傷の合併までを把握することが出来ました。
そして患者さんに『ヒル・サックス病変』があるとどんなリスクがあるかを
エコー画像を通してしっかり状態を説明でき、今後の施術(リハビリ)の大切さと、
リハビリへのモチベーションの維持の参考にすることが出来ました。

当院ではエコーを使いケガの客観的な観察をし、わかりやすく説明しています。
最近では、野球をやっている小学生や中学生が、そんなに症状が出てなくても
見て欲しいと来ることがあります。場合によってはすぐ投球を制限しないといけない
場合もあり、状況によっては、速やかに整形外科に紹介する場合もあります。
何でも早め早めが大事ですので、おかしいと思ったら我慢しないでくださいね。
保護者の方やコーチの方も、投球など観察して変化したら気づいて下さいね。
本人が運動したくて我慢している場合がありますので・・・・・・・・・

エコーの得意分野は、足の捻挫、野球肘・野球肩・肉離れ・ヒザに水が溜まった状態
、ヒザ・かかとなどの成長障害、肋骨骨折、レントゲンでわかりにくかった局所的な
部位などです。


逆にエコーでもわかりにくい症状もありますので、その時は整形外科に画像等
撮られる事をおすすめしますので安心して下さいね。





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投稿者 くりの木接骨院